言えば出来る≠自分から実行している

こんにちは、たすく札幌の渡邊です。
前回に引き続き、自分で移動する力について書きました。

“出来る”≠“実行している”

地域生活を送ることを目指す中で、
ご家族や私たちは、日常生活における様々な活動・動作を、
出来る限り自分から実行できることを望んでいます。
その1つずつが、地域生活ややりたい仕事に就くための
土台となる力であることを知っているからです。

しかし、未学習や経験不足によって、
まだ知識・技能が習得できていない活動もありますし、
本当は出来るけれども、自主的に行うことをしない活動があります。

だから、私たちは、ご家族と協働して、
地域社会や家庭における『実行しているスキル』を評価することから始めます。
例えば、起床・身支度(着替え・洗顔・整理整頓・朝食・定出発)
・移動・仕事の準備などです。

そして、そのプログラムを立てるために
家庭訪問をしたり、活動に同行したり、聞き取りをしたりします。

一人一人の出来ること・実行していることをアセスメント

ある特別支援学校の生徒の一人で移動するスキルでは、
公共交通手段を利用した移動の指導を始めました。
まず初めに行ったのは、現地でのルートの課題分析とすべての持ち物の準備です。
そして、出来ることと、実行していること、そして促しの程度を評価していきました。
その上で、優先順位とグッズの工夫、ルートの修正などを行います。

またある小学生は、最寄駅から自宅(教室)までの徒歩での移動の指導を始めました。
ここでも、やはり初めは現地でのルートの課題分析です。
事前に用意した評価ポイントを、そのルートに合わせて組み替えて、評価シートを構成します。
また、初めての移動スキルでは、持ち物の自己管理も大きな課題です。
それは、移動において「必要なものを取り出せる」「荷造りが一人でできる」ことが重要だからです。


確実に成果を出すから自信が持てる

ひとり一人に応じたアセスメントと目標設定、教材などの工夫を行うことで、
確実に移動するスキルの成功経験を積み上げていきます。
だから、子どもたちは自信を持ってチャレンジできます。
さあ、未来を拓いていこう!


(文責:渡邊)


ずっと一緒だよ!一貫性と継続性のある支援を!

たすくグループは発達障害の専門家集団です。
一人ひとりのお子様に応じて理解し,それぞれに最適な療育方法をご提案します。

たすくは自閉症,アスペルガー,ADHD,LD(学習障害)など幅広い発達障害の療育に携わり,10年の歴史がある療育専門機関です。


私たちは、一年に一度、ご家族とスタッフが一堂に会するアセスメントを軸として、共に未来に向けた療育プログラムを作成し、ご提案いたします。

お子様の困り感に寄り添い、一つひとつスモールステップを踏みながら、一貫性と継続性のある支援を一生涯をとおして行っていく基盤をご用意しています。



コメント


ボタンをクリックするとたすくのWebサイトにジャンプします

たすく札幌教室では、個別相談会や勉強会などを開催中です!

詳細はたすく札幌教室の紹介ページをご覧ください。

【アクセス】
住所:〒064-0802 札幌市中央区南2条西20丁目2-1ワコービル2F

このブログの人気の投稿

札幌エリアでアセスメントに基づいた個別療育を!

家族会による啓発デーノルディックウォーク

不登校に寄り添う…心を守りじっくり育てる