寒さに負けず一人で移動する力をつける

たすく札幌には、『我が子を自立させたい』と願うご家族が集っています。

それを実現のために,目標が子どもたちの今と将来の生活にとって必要不可欠であり、
学習する機会が自然と多くなって、繰り返しの学習が可能になる
「機能的な」目標をとおした療育を行なっています。

機能的な目標に取り組む

「目標を達成することで最も利益のあるのが子どもかどうか」、
「地域や家庭で,さらに生涯にわたって利用可能なものか」が、
機能的な目標であるか否かを判断する指標にされています。 

 その中で、学びが進み、移行期に差し掛かることには、
IADL Instrumental Activities of Daily Living「手段的日常生活動作」を重視しています。
それは、日常生活を送る上で必要な動作のうち、ADLより複雑で高次な動作とも言えます。それは、買い物、洗濯、掃除等の家事全般、金銭管理、服薬管理、交通機関の利用、電話の応対などです。


一人で移動する力をつける

 しかし、支援環境による学びの弊害を感じています。例えば、現在の学齢期からの放課後デイサービスにおけるドア・ツー・ドアの車での送迎、就労を目指す福祉就労者への送迎は,自立した移動ができない実態を助長している可能性が高いかもしれません。
地下鉄の乗り継ぎも可能なのに、スクールバスや送迎車の利用を必須とされてしまう方もいますし、初めから歩けないと思われてスモールステップさえも組んでもらえない生徒もいました。
 確かに、北国の移動は、関東と比較するとリスクがあるかもしれませんし、
一人で移動する力は、個々に課題が異なります。だから、しっかりと一人一人に応じた状態を評価して、優先順位を決めて体験的に学びを深めます。


「障害があるから無理しなくていい?」

もしかしたら、環境側(支援者)が、
ただ教えていないだけかもしれないし、
ただ経験させていないだけかもしれないし、
何もしなくていいと決めつけいるだけかもしれない。

つまり、『自立』の捉え方がポイントです。

雪が降る北海道の移動は、大きな課題であります。

冬到来の札幌で、しっかり実践を積んでいきます。



(文責:渡邊)


ずっと一緒だよ!一貫性と継続性のある支援を!

たすくグループは発達障害の専門家集団です。
一人ひとりのお子様に応じて理解し,それぞれに最適な療育方法をご提案します。

たすくは自閉症,アスペルガー,ADHD,LD(学習障害)など幅広い発達障害の療育に携わり,10年の歴史がある療育専門機関です。


私たちは、一年に一度、ご家族とスタッフが一堂に会するアセスメントを軸として、共に未来に向けた療育プログラムを作成し、ご提案いたします。

お子様の困り感に寄り添い、一つひとつスモールステップを踏みながら、一貫性と継続性のある支援を一生涯をとおして行っていく基盤をご用意しています。


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