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福祉の街で”教育”について考えた

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今週、札幌市教委のご後援を受け、保護者向け学習会を開催しました。 それは『アセスメントに基づく療育・教育で子どもの未来を拓く』であり、 特別支援学校だけでなく、市内の通常学級や通級などに通う児童生徒の お母さんたちが 参加してくださいました。 札幌は、福祉が充実している街です。 それは、ご家族にとって、子育ての安心安全が守られているとも言えます。 一方で、教育相談に来られるご家族は「教育を充実したい」 「何をしてあげたらいいかを知りたい」とおしゃっています。 適切な所属先を決めてもらったり、 親のレスパイトを勧められたりする事とは、別のニーズです。 4月だけで延べ10名以上のご家族の相談をお受けしています。 さて、今回の学習会では、私からの話題提供だけでなく、 10年間アセスメントを受検しながら子育てをしてきた お母様に体験談を話していただきました。 それは 「どうしてアセスメントを受けたいと思ったのか?」 「自分の子育てにどんな影響をもたらしたのか?」 です。 母親の子育てへの想い(覚悟)は、 支援者が語る熱さとは別次元の深みがありました。 私も初心を思い返すことができてよかった。 参加していただたみなさん、ありがとうございました。 第二弾も企画します。

春の個別教育相談を開催中

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 たすく札幌では、発達が心配なお子さんと そのご家族に向けて、 『個別の教育相談』 を定期的に行なっています。 それは、子どもたちの”状態”が一人ずつ異なっているから 、 子育てにおいて『現状と将来の課題を見立てていく』ことが重要だからです。 特に、早期や思春期の2つの時期がポイントです。 たすく札幌に 相談にいらっしゃるお子さんは、 1歳半や3歳検診の頃から、困っていることが顕在化している子もいれば、 知的発達の遅れはなく診断もないけど、何か気になっている子もいます。 ご家族が、 ”何か違う” という気づきや心配を持っていらっしゃいます。 だから、僕は、その気づきに耳を傾けるようにしています。 そこに本当の困りごとがあるし、ご家族ごとに大変さが違います。 どの相談でも、ご家族からも必ず聞かれることがあります。 それは、こんなことです。 「困っていることを改善してあげたい」 「どうして、困っているの?」 「親として、何をしてあげればいいの?」 「就学に向けて、今からできることは何?」 うちが初めて訪れた専門機関じゃないのに、 なぜ不安が軽減されていないのだろう?? 今週は、加えて、衝撃的なコメントを何度も聞きました。 それは、 「保護者同士の知り合いの場所は紹介されるけど、子どもの状態は教えてくれない」 「何かしてあげたいのに、”焦らずに様子を見てあげて”とだけ言われる」 「個性だから見守ってあげてとは言われるけど、療育して改善しようとは言ってくれない」 という”子育てをしたい”母親の心の声でした。 その母親に応えられていない子育て環境を知ると、 専門家としてはとても悲しいし、悔しい思いを感じました。 しかし、これが母親たちが感じている 発達が心配な子育ての実態なのでしょうし、 今回、教育相談を申し込んでくださった理由なのです。 もしかしたら、まだ他の地域に比較して、 ”療育”という言葉がまだまだ認知されていない地域環境なのかもしれない・・・。 でも、療育こそが子どもの成長に不可欠なサービスです。 僕たちにできることを1つずつお届けしよう。 僕たちは、子育てをしたいと強く思うご家族を、全力で応援しよう。 それは「アセスメントで子どもを理解すること」に他

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