健康や清潔の管理

学校が再開した

 札幌エリアは、2月末から北海道の緊急事態宣言と臨時休校が続いていました。
しかし、今週、学校が再開して、入学式が縮小しながらも執り行われています。
もちろん3密を避けることに加え、手洗い・うがい・マスク装着が必須です。

インフルエンザ対策でも毎年言われている手洗い・うがい・マスク装着は、
すぐには定着しません。でも、この当たり前の動作を日常的に行えることが、
今では重要な参加条件になってしまいます。

嫌がる理由は様々だ

 今、日本中が見えない敵であるウィルス感染予防に取り組んでいます。
全国に先駆けて札幌が臨時休校になったときに、
教室では、子どもたちの「健康や清潔の管理」を強化してきました。
実はその時、マスクがつけられなかった子どもたちが何人もいたのです。
その理由は様々です…。
 ・今まで着けたことがない
 ・いつまで着けていればいいか分からない
 ・なぜ着けるか意図がわからない
 ・自分で着けられない
 ・人に着けられるのが嫌(強制されたくない)
 ・私は大丈夫だと必要性を感じない

見通しや動機付けの課題があったり、
関係性や他者の気持ち理解が難しかったりする場合、
たとえ着ける技術があっても、自ら着けることができない事実がありました。
マスクを着けた飛沫予防の他にも、手洗いによる清潔保持も同様です。


臨時休校中にも家庭と協働する

教室だけでなく、家庭と協働した1ヶ月を過ごしてきました。
そして、臨時休校が開けた今、すべての子どもたちが、
主体的にマスクを着けられるようになりました。
外し方や管理の仕方にはまだまだ促しは必要ですが、
外出や活動中における装着が可能になったことで、
学校や地域生活での制限が少しだけ緩和しています。

ポイントは、何だったか?
それは『何が気がかりになのか?何が理解されていないのか?』など
一人一人の困っていることを理解して、
一人ずつに対応策を講じたことでした。
そして、家庭を中心とした取り組みをサポートしたことでした。


社会生活で年齢相応に必要な力を身に着ける

このような「健康や清潔の管理」も、
一貫性と継続性のある支援を提供していく際には、とても重要な目標になります。
社会生活で年齢相応に必要な力であり、
子どもの今と将来にとって必要不可欠な内容の1つだからです。

ゆっくりと学び、じっくりと定着を図っていくには、
将来の自立した生活をイメージして、具体的に習慣化を目指していくことが大切だと考えます。

まだまだ予断を許さない状況ですが、当たり前の日常生活を送るために
少しずつ確実に力をつけていきます。

(文責:渡邊)


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